HOME > 特集 | 観光スポット − ピックアップ解説 > 琴弾公園

琴弾公園

 

観音寺市の西北に位置し、財田川の河口近く琴弾山とその西側の有明浜一体が公園区域である。面積約38.7ha、園内平地部の砂浜は白砂青松となっており、観音寺松原として、瀬戸内海国立公園の第2種特別区域に指定されている。

matu2.JPG

琴弾山は松林に覆われ西の燧灘から風が吹き付けるときは、その風の音が「仙人が琴を弾いているようだ」と、その名が付けられたといわれている。

松原中央部には、東西122m、南北90m、周囲345mの楕円形をした砂絵寛永通宝が描かれている。標高60mの琴弾山山頂付近からながめると円形に見える。

IMG_0421 (800x533).jpg

園内に入ると、小沢圭次郎(酔園)の設計による和風庭園が財田川に沿って造られ、琴柱池・琴弦池が掘られ、藤棚が整えられ、市民の憩いの場となっている。

saku1.JPG

財田側河口から北約2km程は、県内唯一の海浜植物の宝庫となっており、なかでもハマボウフウ、ウンラン、ハマゴウ、ハマウツボなど20数種類の植物を見ることができる数少ない海浜植物の生育地である。

IMG_9764.JPG

明治30年県立公園として開園、昭和11年に琴弾八幡宮、観音寺・神恵院や一部民有地を含めたエリアが名勝指定となる。昭和31年には観音寺松原が国立公園の一部に編入指定される。園内には、樹齢200年を超える老松など2000数百本が生育している。また、ソメイヨシノをはじめとする桜が数多く植栽され、日本の桜百選に選定されるなど、いろいろな花を楽しむこともできる。

IMG_0427 (800x533).jpg

天狗山山頂には、昭和8年勅題「朝海」を詠んで入選した元三豊高等女学校校長の石井朝太郎の詠進歌の歌碑が建立されている。「動くとも 見えぬ白帆の連なりて あさしづかなり 瀬戸の内海」。また、ここからは観音寺の市街地を望むことができる。

IMG_0410 (800x533).jpg

展望台山頂には、大正6年の勅題「遠山の雪」で当時三豊高等女学校の教諭であった堀野林治が詠進歌として入選した歌碑が建立されている。「ひうちなだ 浪路の末の雲はれて いよの高嶺に 雪ふれるみゆ」

IMG_0419 (800x533).jpg

また、隣には、現代漢詩歌の高橋藍川の漢詩が建立されている。「白帆鷺の如く滄溟に入る 水愈碧に松愈青し 通年千年客の拾うなく 砂浜歴々銭形を見る」

IMG_0416 (800x533).jpg

海側の山麓には、浴日館休憩所がある。周辺には桜、もみじ、つつじなどの木々が植栽され、四季を感じさせてくれる。

yokijitu1.JPG

大同年間(806〜810)弘法大師が「観音寺」の住職をしておられたころ、旱魃がつづいて住民は飲み水にも難儀をしていたため、これを哀れんで井戸を掘って住民を救ったと伝えられている山口の井戸がある。海岸に近いところにあるが、真水がこんこんとわき、涸れることがない「清水」ともいわれ、昭和の初めまで多くの茶人や住民が飲料水として使用していた。

IMG_0429 (800x533).jpg

 

 

2012年08月09日 | ▲TOP
ページのトップへ